海文堂の古本市

有名所で大規模な古本まつりの他にも、各地書店レベルで行われる比較的小規模な古本即売会、古本市は存在します。
海文堂の古本市はその内の一つで、兵庫県神戸市の海文堂書店が中心になって、同じく兵庫県の書店7店が参加して行われます。開催は初夏6月。だいたい1週間にわたって開催されるようです。
海文堂は新刊書店でありながら、店内の1フロア3分の1が古書店となっている面白い経営形態をとっている書店です。その背景には、出版書籍業界自体が地盤沈下を起こすように縮小傾向にありながら、新刊書籍の数だけは増えて、質という点で疑問視せざるを得ない現状への憂慮があるとの話。新刊書店はその性質上、絶版の書籍を扱えないのですが、良いものは良いという観点でしょうか、店内にさらに専業の古本屋さんを入れるという形で経営しているようです。コーナーの名前は「古書波止場」。なかなか顧みられなくなったものの、本当に良い本がたどり着く波止場ということでしょうか。
そんな海文堂の主催する古本市は2008年から開始して今年で4回目となったそうです。海文堂では、初夏に開催されるこの古本市の他にも、年末に「海文堂歳末古本掘出し市」という古本即売会を店内スペースで行っているようです。こちらも兵庫県内の古書店6店舗ほどが参加して行われるので、年末年始の休みに何か本でも読みながらという人には、年末年始の友を探す良い機会かも知れません。

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